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  • 2010.06.15 Tuesday
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硝子の花束


星星星

せつな系のお話。

主人公・瑛は六つ上の幼馴染・脩一を慕っていた。
そして、脩一は瑛の兄・雅紀を思い、やがて恋人に。
しかし、二人は数ヶ月で破局。そして雅紀の死。
雅紀の死によってうつひしがれた脩一は瑛を利用し、そのことから二人は抜け出せない闇へ・・・

瑛視点でお話が進んでいくのでやたらせつないです。
いくら脩一に思いをぶつけても受け入れてもらえない・・・
瑛に対して罪悪感をもつ脩一は瑛を突けはなすことができない・・・

切ないんですよ〜。が。
杉原先生だからという私の期待値が高すぎたのか・・・
それとも、入手するために五軒の本屋をめぐる間にハードルが上がってしまったのか・・・

私的にはなんとなく釈然としない印象ですたらーっ
途中までは私も涙ぐみながら読んでたんですが・・・
クライマックスに差し掛かってきたあたりから微妙な感じに。

結局脩一はどのタイミングから瑛のことを思ってたのかがわかんないんですよね・・・
もともとほんとは瑛のことを思ってたのか、
それとも雅紀の死後瑛と暮らすうちに瑛を思うようになっていったのか。

そしてもうひとつ。
瑛は脩一に対して思いを確かめすぎな気が。

途中までがあまりにマイナスすぎて突然のプラス変化についていけなかった・・・
最近わりとノーテンキなお話を読んでたのでシリアスに戸惑っちゃったのかなぁ。

私は杉原先生は「スローリズム」が一番好きだなぁ。



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